ー都市俳句会ー 中西夕紀が主宰する俳句会「都市」のWEBサイトです
 
 
平成20年2月、中西夕紀が東京で創刊。
師系 藤田湘子、宇佐美魚目。
俳句の有季定型を守り、先人から学び、各々の個性を尊重した俳句創作を実践する。
先人から学ぶため、現在、古典勉強会(江戸時代)と現代俳句勉強会(正岡子規以降)を月に1回、有名作家一人ずつの代表句集の輪読会を開いている。これは都市の活動が歴史に繋がりたいという願望による。新しいものは古いものを学ぶことによって生まれるからである。
その他に吟行、題詠句会も盛んに行われている。吟行ではその地への挨拶と写生の力をつける。題詠では即興と取り合わせの面白さを学ぶ。勿論オーソドックスな句会もある。(句会案内参照)会員は自分にあった句会に自由に参加できる。
 


1953年
東京生まれ。
1976年
慶應大学法学部政治学科卒業。
1980年
夫の転勤により松本で宮坂静生に会い、俳句を始める。
1981年
宮坂静生主宰『岳』(当時『鷹』の長野県支部)に入会。
1982年
夫の転勤で東京へ。藤田湘子に師事。『鷹』入会。
1996年
『晨』同人参加。名古屋の宇佐美魚目の吟行句会に通う。
『岳』『鷹』『晨』を経て、
2008年
『都市』創刊主宰。
句集『都市』『さねさし』『朝涼』『くれなゐ』『中西夕紀句集』
共著『相馬遷子―佐久の星』『鑑賞 女性俳句の世界』第2巻。
  『俳句のための基礎講座』
俳人協会評議員 日本文藝家協会会員
 
まつ青な蘆の中から祭の子
中西夕紀
片手から両手にもらひ桜貝
初潮や人は人産む月あかり
いくたびも手紙は読まれ天の川
合はす手を塔と思へり渡り鳥
百物語唇なめる舌見えて
ばらばらにゐてみんなゐる大花野
日の没りし後のくれなゐ冬の山
山襞を白狼走る吹雪かな